
4/17日のゼミ

はじめまして。
新3回生の沖本です。更新が遅れましたが、第2回目のゼミ活動についてまとめたいと思います。今回の発表は、①先輩方の「月面足し算」、②「紙コップの再構築」の2つです。
①「月面足し算」(前回から続いて)
・佐名木先輩
「CO(一酸化炭素)を2つ重ね、少しずらすと3という数字が見えてくる」
「赤色+青色=マゼンタ(赤と青の混色部分)が出てくる」
「太くて黒塗りの1+細くて白塗りの1=白黒で3つの領域に分けられた大きな1」
「縦の直線+横の直線=時間軸における過去、現在、未来の3つの区分」
など、4つのアイデアを発表しました。4番目のSF的な視点を持ったアイデアがこの中で最も面白いと思いました。
・椎橋先輩
「2という数字がない、計算間違い」
「一言多い、割り切れない、気前が良いなどの意味を表すことわざ」
「見栄っ張りで2のふりをする1や引っ込み思案で後ろに隠れる1など、人間性を持った1」
「柔らかい1、領域を3つに分ける1」
「混色による色の増加、数式そのものを読むのにかかる時間」
発表した数が最も多かったです。本人曰く深く考えないでながめるのが良いとのこと。個人的には「数式を用いたことわざ」は1+1=3以外の数式でもいろいろなアイデアが出てくる可能性があり、面白いと思います。
・高垣先輩
「新幹線+タクシー=バス3台分の移動費(?)」
「取引先の失敗+上司の説教(45分)=居酒屋3件分の憂さ晴らし」
など、社会派なアイデアでした。数式にとらわれず、日々の生活や社会の厳しさに目を向けていることが伝わってきました。
・武田先輩
「1次元+1次元=3次元の表現も可能」
ということをトリックアートの絵画を例に挙げて説明しました。2次元の平面上でも立体表現が可能であり、人間の視覚の不思議について考えるきっかけが得られました。
・目次先輩
「2人になった時、意識される何かがある」
「1+1=3をさがしましょう」ということで、2人の人間が向かい合う簡単な図を見て「隠れている1」を見つける時間がありました。本人の考えは「2人になった時に意識される何かがある」という感じだったと思います。とても哲学的で考えるほどに深さを増していくアイデアだと思いました。
・松岡先輩
「時間+軸=過去、現在、未来の3区分」
「煙草+ライター=吸い殻、煙、灰」
前者のアイデアは佐名木先輩と重なる部分がありましたが、1+1という数式から時間軸に着目する発想は面白いと思いました。また、私は煙草を吸わないので後者のような考えは全く思いつかず、そのような考えがあるのかと新鮮な気分になりました。
②「紙コップの再構築」
・田岡先輩
「紙コップ小説」
紙コップの側面に小説が書いてあり、くるくる回しながら読む必要があります。回しながら読む姿は周囲から見ると面白いかもしれません。また、内側に小説が書いてあって、中身を飲まないと続きを読めなくして販促につなげるなどの意見も出て来ました。
「紙コッププラモ」
使用後の紙コップをプラモデルのパーツとして再利用するというアイデアです。紙コップでジュースを飲み、その後はプラモデル組み立てるという2つの全く違った楽しみ方を持つ、面白いアイデアだと思いました。
・石川さん
「紙コップの底と底、口と口をつなぎ合わせて作ったおもちゃ」
つなぎ合わせた紙コップの片方の側面から覗きつつ、もう片方の側面からお菓子を入れて自分に近づけるというものです。紙コップの様々な所に穴があいているため、穴から落とさないように傾けたり回転させたりして遊びます。片目で覗くため遠近感がつかめず難しい部分もありますが、安全なルートもあるということです。
・田村さん
「紙コップヘッドフォン」
リーズナブルで環境にやさしいヘッドフォンです。左耳用、右耳用の紙コップに加え、音源を入れるための紙コップを糸でつなぎ、音を聞きます。ただし、すべての糸をピンとはるのが難しいことや音漏れが大きいこと、可聴範囲が限られることなどが問題になってくると思います。
・信田さん
「紙コップ製の鉢」
紙コップの底に穴をあけて鉢の役目を担うものです。「丸くて容れられるもの」という記号から得られたアイデアだと思いますが、自然に還る紙コップという、環境にやさしい発想だと思いました。この意見に対して、紙コップの底にたくさん穴をあけてじょうろやシャワーのように使うなどのアイデアが出ました。
以上、多くのアイデアが発表されました。特に先輩方は1つの課題に対して多くのアイデアを出していて、私たち3回生よりも柔軟な発想力を持っているのだと実感しました。長くなりましたが、第2回目の授業内容をまとめました。
次回も引き続いて「紙コップの再構築」の発表になります。 tag: [発想ワークショップ]
新3回生の沖本です。更新が遅れましたが、第2回目のゼミ活動についてまとめたいと思います。今回の発表は、①先輩方の「月面足し算」、②「紙コップの再構築」の2つです。
①「月面足し算」(前回から続いて)
・佐名木先輩
「CO(一酸化炭素)を2つ重ね、少しずらすと3という数字が見えてくる」
「赤色+青色=マゼンタ(赤と青の混色部分)が出てくる」
「太くて黒塗りの1+細くて白塗りの1=白黒で3つの領域に分けられた大きな1」
「縦の直線+横の直線=時間軸における過去、現在、未来の3つの区分」
など、4つのアイデアを発表しました。4番目のSF的な視点を持ったアイデアがこの中で最も面白いと思いました。
・椎橋先輩
「2という数字がない、計算間違い」
「一言多い、割り切れない、気前が良いなどの意味を表すことわざ」
「見栄っ張りで2のふりをする1や引っ込み思案で後ろに隠れる1など、人間性を持った1」
「柔らかい1、領域を3つに分ける1」
「混色による色の増加、数式そのものを読むのにかかる時間」
発表した数が最も多かったです。本人曰く深く考えないでながめるのが良いとのこと。個人的には「数式を用いたことわざ」は1+1=3以外の数式でもいろいろなアイデアが出てくる可能性があり、面白いと思います。
・高垣先輩
「新幹線+タクシー=バス3台分の移動費(?)」
「取引先の失敗+上司の説教(45分)=居酒屋3件分の憂さ晴らし」
など、社会派なアイデアでした。数式にとらわれず、日々の生活や社会の厳しさに目を向けていることが伝わってきました。
・武田先輩
「1次元+1次元=3次元の表現も可能」
ということをトリックアートの絵画を例に挙げて説明しました。2次元の平面上でも立体表現が可能であり、人間の視覚の不思議について考えるきっかけが得られました。
・目次先輩
「2人になった時、意識される何かがある」
「1+1=3をさがしましょう」ということで、2人の人間が向かい合う簡単な図を見て「隠れている1」を見つける時間がありました。本人の考えは「2人になった時に意識される何かがある」という感じだったと思います。とても哲学的で考えるほどに深さを増していくアイデアだと思いました。
・松岡先輩
「時間+軸=過去、現在、未来の3区分」
「煙草+ライター=吸い殻、煙、灰」
前者のアイデアは佐名木先輩と重なる部分がありましたが、1+1という数式から時間軸に着目する発想は面白いと思いました。また、私は煙草を吸わないので後者のような考えは全く思いつかず、そのような考えがあるのかと新鮮な気分になりました。
②「紙コップの再構築」
・田岡先輩
「紙コップ小説」
紙コップの側面に小説が書いてあり、くるくる回しながら読む必要があります。回しながら読む姿は周囲から見ると面白いかもしれません。また、内側に小説が書いてあって、中身を飲まないと続きを読めなくして販促につなげるなどの意見も出て来ました。
「紙コッププラモ」
使用後の紙コップをプラモデルのパーツとして再利用するというアイデアです。紙コップでジュースを飲み、その後はプラモデル組み立てるという2つの全く違った楽しみ方を持つ、面白いアイデアだと思いました。
・石川さん
「紙コップの底と底、口と口をつなぎ合わせて作ったおもちゃ」
つなぎ合わせた紙コップの片方の側面から覗きつつ、もう片方の側面からお菓子を入れて自分に近づけるというものです。紙コップの様々な所に穴があいているため、穴から落とさないように傾けたり回転させたりして遊びます。片目で覗くため遠近感がつかめず難しい部分もありますが、安全なルートもあるということです。
・田村さん
「紙コップヘッドフォン」
リーズナブルで環境にやさしいヘッドフォンです。左耳用、右耳用の紙コップに加え、音源を入れるための紙コップを糸でつなぎ、音を聞きます。ただし、すべての糸をピンとはるのが難しいことや音漏れが大きいこと、可聴範囲が限られることなどが問題になってくると思います。
・信田さん
「紙コップ製の鉢」
紙コップの底に穴をあけて鉢の役目を担うものです。「丸くて容れられるもの」という記号から得られたアイデアだと思いますが、自然に還る紙コップという、環境にやさしい発想だと思いました。この意見に対して、紙コップの底にたくさん穴をあけてじょうろやシャワーのように使うなどのアイデアが出ました。
以上、多くのアイデアが発表されました。特に先輩方は1つの課題に対して多くのアイデアを出していて、私たち3回生よりも柔軟な発想力を持っているのだと実感しました。長くなりましたが、第2回目の授業内容をまとめました。
次回も引き続いて「紙コップの再構築」の発表になります。 tag: [発想ワークショップ]